MY PAGEENTRY2025卒

新たな価値を提供すること  住友ファーマの「もっと」

STORY 03 再生・細胞医薬製造プラント
「SMaRT」
─ 細胞医薬品で世界をリードする、
世界初の商業施設 ─

「再生・細胞医薬分野」は、住友ファーマの研究重点3領域のひとつ。1990年代から中枢神経の再生研究に取り組んできたという強みを生かし、現在、「神戸再生・細胞医薬センター」と再生・細胞医薬製造プラント「SMaRT」を拠点に、iPS細胞を用いた細胞医薬品の研究開発を進めています。

iPS細胞は、さまざまな細胞に変化する能力を持っている「再生医療」の要とも言えるもの。「細胞医薬品」として患者さんに直接移植するだけでなく、薬の有効性や安全性を確かめたり、難病の治療薬を見つけるための「創薬の材料」として使うこともできます。

しかし、iPS細胞から細胞医薬品を作る作業は、とても手間と時間がかかります。きれいな環境で細胞にとって心地よい温度を保ち、栄養分などを含む培地を毎日取り換えて育てる必要があるからです。研究段階では、研究者がほぼ手作業で培養を行っています。

iPS細胞を実用化していくためには、高品質・同質・大量生産が欠かせません。

そこで、住友ファーマは、専用の製造プラント(生産設備)が必要と考え準備を進めてきました。そして2018年3月、iPS細胞を使った細胞医薬品を作るための専用施設としては世界初となる「SMaRT」を竣工しました。

「SMaRT」には、同質の細胞を自動化して大量に育てる装置、目的の細胞だけを速く正確に選び分ける装置を導入しました。現状では手作業で行う工程も多いですが、将来的に目指すのは全工程の自動化です。

「細胞医薬品で世界をリードする」
それが、住友ファーマの使命。そう考え、技術とノウハウを蓄積し、画期的なiPS細胞由来の再生・細胞医薬品を世界の患者さんに提供する日を目指して、挑戦を続けています。

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